2021年05月17日
フロントブロック〜金かけたver.〜
本日は「フロントブロック」のお話。

「フロントブロック」とは写真のようにバレルをフレームに(間接的に)固定するカスタム。これもショートリコイルキャンセル同様、集弾性UPを狙ったカスタムになります。
ノーマルはもちろんショートリコイルキャンセルした物でもバレルはチャンバー部分をスライドストップで引っかけているだけなのでグラグラと動いてしまいます。このグラグラを固定して集弾性を上げてやろうという魂胆なので理屈はとてもシンプルです。
ちなみにフロントブロックをするにはショートリコイルキャンセル済であることが前提条件となります。このカスタムは大きく分けて2パターン…
「お金をかけるか、お金をかけないか」
このどちらかです。お金をかければ加工などの作業は少なくて無難に済みますし、お金をかけずにやれば自力での作業が増えます。一応私は両方のスタンスでフロントブロック化してみたので今回は「金かけたバージョン」の紹介をザックリと。

大まかな説明をすると4.3のスライドにコンペンセイターとフロントブロックが一体化した物をとりつけて6.5インチに延長させています。この2つを繋げるためにアウターバレルは純正5.1の物を使用、合わせてインナーバレルは133㎜に変更しています。さらにフロントブロック固定のためにフレームも変更…
ね?そこそこのお金かかってるでしょ?
「フロントブロックコンペ」+「ロングフレーム」+「アウターバレル」+「インナーバレル」でだいたい2諭吉くらいの経費がかかっています。まぁ、もっとお金をかけてワンオフパーツの製作依頼をされてる方もいらっしゃると思いますが初心者の独学カスタムにはなかなかの冒険でしたよ。

で、肝であるこのフロントブロックコンペですが「ニシヤマファクトリー」さんの物になります(お世話になってます)。一部、楽天などの通販サイトで販売されている商品を見かけますが私はヤフオクで直販されている物を購入しました。
このフロントブロックコンペ、商品説明にWE-TECHのDragon5.1フレーム用に設計されていると書いてありました…が、しかし!そのフレームがどこにも売ってない!(どっかで売ってるの?)メルカリやヤフオクで中古を探したりもしましたが
「ない!」
のです。
私はまず「Dragon5.1フレーム」がどんなものかを知るために米国国防総省の公式報告書「ペンタゴン・ペーパーズ」を読み漁り(嘘)一つの結論に辿り着きました。
「長いの切ればいいぢゃん?」

で、白羽の矢を立てたのが「ライラクス・カスタムロアフレームR7.0」(R指定)です。
「7-6.5=余裕」という難問を解き、導き出した答えが「ぶった斬る」という強行突破。このフレーム、むちゃくちゃ軽くて軽量化を求めるのならとても良いです。
しかし(私の場合ですが…)純正チャンバーとの相性が合わずメイプルリーフのチャンバーと変更しています。それと5.1用だからだと思うのですが4.3のシャーシカバーを取り付ける際にカバー側の加工が必要でした。フレームの材質はアルミなので切断しやすくフロントブロック用の穴あけも楽にできましたよん。

Thatまぁこんな感じです。
この個体に関しては「動きに影響する加工をできるだけしない」という方針でフロントブロック化させたので「フレームのカット」「ネジを通す穴あけ」「シャーシカバーの調整」の3つのシンプルな加工だけで済みました。
で、次回予告
「フロントブロック〜金かけないver.〜」
です。ご期待無用!
Posted by harumaki at 20:25│Comments(0)