2022年08月20日
はみ改計画③

ども、ゴムおじさんです。
今、頭の中はゴムのことでいっぱい。ちくわを見ても削りたくなります。

前回記事で先送りにしていた「ガス漏れ問題」についてあれこれ。
ノンホップバレル「はみけつ」の金属製パッキンの改造に取り組んでいるのですがガス漏れを起こしているため弾速が低下。これについて対策を練るため軽くテスト。
まず金属とゴムの繋ぎ目からの漏れ。これに対してシールテープを巻いてみました。

結果がこれ。
シールテープを巻くことで気密は保たれているはずですが弾速の上昇は平均で1.6m/s…ノーマルのはみけつでの弾速が86~90m/sだったことを考えるとこの繋ぎ目からの漏れはそれほどではないみたい。

ということはローディングノズルとの接点からの漏れが大きいのか?
それならリコイルスプリングを強いテンションの物に交換し強く押し付けて接点から漏れるスキマを小さくしてみたらどうだろう?…ということでテストしてみると…

おぉー
上がった上がった。上がるもんですねー。
なんとなく予想していた漏れの原因はそれほど間違っていなかったみたい。そもそも金属パッキンの内側には気密をとるためにOリングがあったのですがその部分を切除してしまっています。
なので今自作しているゴムパーツの内径を調整して、なくなったOリングの代わりに気密を保持できるようにしてやる必要があるのですが…これがなかなか難しい。今もちょこちょこ試行錯誤しながら製作中ですが…道は険しそうです。

で、肝心のノンホップバレルの肝である集弾性はこんな感じ。
5mでフロントブロックなし、サイトは合わせていないので下にズレてますがこれだけ出てればひとまずOKでしょう。
とりあえずこんな調子でいろいろやってーマウス。
Posted by harumaki at
21:08
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2022年08月19日
はみ改計画②

バラバラになったホップパッキンを眺め、ふと「オレ、何やってんねんやろ?」と疑問に思ってしまう今日この頃。
ノンホップバレル「はみけつ」の改造に踏み出したワケですが…
前回記事にも書きましたがはみけつの金属製パッキンとゴム製ホップパッキンを融合させるのは簡単なコトではなく…まぁやる前からわかってたんですけどね。
既製のホップパッキンは内側にホップをかけたりインナーバレルに引っ掛けたりする突起があちこちにあり、これらの切除が必要。オマケに加工をするには素材が柔らかすぎて困難。
なので既製のホップパッキンの使用は選択肢から排除。

じゃあどーすんの?って話なんですが単純にないなら作るしかねぇーぢゃんってコトで原型を作って型を取ってみたり…

していたのですが…
昔バイクをイジりまくっていた時に買ってストックしていたパーツの中に何やら良さげな物を発見。
ガソリンを流す燃料ホースなんですが、耐油ゴムでできているので素材として申し分なし。硬さは既製のホップパッキンよりかなり硬いのですが加工するにはむしろウェルカム。

サイズは2種類。金属製パッキンと繋ぎ合わせるために外径10mm、内径8mmへと加工するのですが狙いのサイズに近い規格なのがgood。

で、このホースを使って金属製パッキンと繋ぐパーツを2種類試作してみました。
ローディングノズルを受ける側は弾をロードしやすいようにすり鉢状に削り、金属製パッキンと繋ぐ側は内径8mmになるように削りました。

チャンバーカバーと仮組みしてチェックしてみると狙いどおりローディングノズルとチャンバーカバーの直撃(黄矢印)を防ぐダンパー(減衰器)としての役割を果たしてくれそうです。

一方、問題点も当然あって赤矢印の位置、パッキンの繋ぎ目とローディングノズルの受け口からのガス漏れが予想されます。
でもまぁこのへんの問題は追々…

ノンホップバレルとしての性能はこのYリングが正常な位置にあれば損なわれることはないので今回自作しているパーツの出来が少々悪くても最低限の条件さえクリアしていればきっと使えるでしょう、という淡い期待。

チャンバーカバーに収めるとこんな感じ。少し穴がデカすぎたかなぁーと思いつつテストランのためスライドに組み込みます。

で、イジェクションポートから見えるアウターバレルの位置が前進してるのがわかります…というかスライドが後ろに下ってるんですけどね。
平常時ですでにローディングノズルとチャンバーカバーの間でクリアランスが取れている状態。
なのでスライドがブローバックからリターンした際にもこの状態ならスライドにダメージを与えるような強い衝撃は発生しないんじゃないかな?という希望的観測。

で、実射。
特にトラブルもなく撃てました。ただ予想どおり弾速は低下。ノーマルのはみけつで80後半だったのでかなりガス圧が漏れてしまってる様子。やはり内径がデカいと余計に漏れてるみたいですね。
方向性は今のところ悪くなさそうですが何が起こるかわからんですね。自作パーツほど信頼できないものはないですから…
まぁ今後はいろいろチェックしつつアップデートしていっきーマウス。
Posted by harumaki at
22:59
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2022年08月12日
はみ改計画①

ほぼ誰も興味がないディープな世界へようこそ…それでも気になる方はこのブログの過去記事をご参照ください。
というコトでノンホップバレル「はみけつ」の改造。
ポイントはこの金属でできた「はみけつ」のパッキンホルダーと純正同様のゴム製のホップパッキンを組み合わせるという点。
とりあえずクリアしなければならない条件は山ほどありますが考える前に行動。とりあえず試作品ちゅーコトで失敗上等。

このパッキンホルダーの各所を雑把に採寸。単位を間違えて書いていますが外径10mm、ローディングノズルを受ける側を幅6mm、外径8mmになるまで削ってみることに。

旋盤があれば簡単な作業なのですが持っていないのでリューターを駆使します。Vブロックは結局使ってまへん。

こんな具合でパッキンを回転させてヤスリを当てて削っていきます。回転のセンターは正確に出せないのでなるべくブレが出ないように軸を調整。

削っていくと予定通りOリングを入れる溝の位置で切断。ちなみにパッキンホルダーの中をくぐらせているのはバイク用8mmのシリコン燃料ホース。

で、狙いのサイズまで削って…

でけたー!
やっぱり少しセンターがズレて削れてしまいましたが思っていたよりキチンと仕上がっちゃいました。

で、削ったところを継ぎ目にしてテキトーにカットしたゴム製のホップパッキンと…
合体!

太ス!
なんかかわいくない「きのこの山」みたいになってますが、そりゃあそーなるわな。
ちゅーことで次はホップパッキン側の加工しマウス。
Posted by harumaki at
16:18
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2022年08月06日
経過報告④

ちゅーワケでカスタム軽量ブリーチを使ってゲネプロ。

「なにやってんの?コイツ…」と思われた方は過去記事をご参照ください。
予定通りブリーチの背部の出っ張りを削り、ゴムシートをカットしたバッファーを貼り付け、その上には役に立っているのか立っていないのかよくわからない謎のビニールテープを貼り準備完了…
しかし何か腑に落ちない。
ブリーチやスプリングを調整することでスライドの破損を防ぐ…結局のところこれも対処療法でしかない。
そこで私は心の中のリトル・ハルマキに尋ねました。「一体お前はどうしたいんだ?」するとリトル・ハルマキはこう答えたんですね…

「ぱっきん」
・・・と、

そう、そうなんですよねー。
スライドを破壊するほどの強力なプラズマを発生している状態…パッキンやノズルにだってダメージはあるはず。
ですがパッキンは細かいキズはあるものの特に変形している様子もない…まぁ真鍮なんで頑丈なんでしょうけどね。

一方その頃、ローディングノズルも真鍮のパッキンホルダーに突っ込んで行ってるわりには逝ってる様子もない…WHY?

で、改めて通常のラバーパッキンと「はみけつ」の金属製パッキンでのノズルの動きを検証してみたら…
なるほど!
と再発見。
パッキンが硬い金属に変わって衝撃が強くなったことがスライド破損の原因だとずっと思っていたのですが違いましたね。厳密に言うと…
「パッキンの形状が変わったことでノズルが奥まで入り込みやすくなっていて、写真の矢印の位置でチャンバーカバーとノズルが直撃してしまうため強い衝撃が発生。それがスライドに伝わり破損させてしまう」
というのが正しい見解みたいですね。写真をよくみるとラバーパッキンの方は僅かなスキマがあるのがわかると思います。
…ところで、
みなさんお気づきですか?
このブログ記事1枚目の写真右上…まるで私が今やっていることへの警告かのようなメッセージ…

なんか怖っ!

というコトで、
方針変更
まぁこの落書きを見てもらえば何をやろうとしているのかわかると思いますが成功するのか失敗するのか…それはもう
伸びしろですね。

まぁ…おそらく何度も失敗すると思います。時間もかかるでしょうし自然とフェードアウトしてるかもしれません。
一応「対処療法」の耐久性も検証しつつ、のんびりやっていっきーマウス。
Posted by harumaki at
22:42
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