2022年04月15日
2022年04月09日
タップ

マウント取り付けのためにフレームにあけた穴。これをネジ穴にするためにタップ(ネジ山)を立てます。
旋盤やボール盤を使う方法もありますが小径ネジはリスクが高いのでハンドタップのほうが安全、安心です。

ハンドタップはこのように先、中、上という3種類のタップを使います。違いは先端の山の削れている部分で先タップが一番細く、上タップが一番太くなっています。一つの穴に対してこの3種類のタップを先→中→上の順番で計3回立てていってネジ山をしっかり作っていくのですが一番重要なのが最初に立てる「先タップ」。

先タップをまっすぐ垂直に立てていくのですが油断すると抵抗に負けて斜めに入っていったりチカラをかけすぎてネジ山が崩れたりして取り返しのつかない事態になることもあるので注意が必要。
HowToサイトなどでは「1回転させて1/4回転戻す」を繰り返しながら立てていく…というふうに書かれていますが私は45度回転して15度戻すくらい細かく細かく立てていき常に斜めになっていないかチェックしながらやっています。
先タップがきちんと立てれたら後は中タップも上タップもそれほど神経を使う事もなく適度な抵抗を感じながら立てていけばOK。

てな具合で5つともネジ山が立てれました。少しズレはありますが我ながらナカナカの出来。

もちろんマウントも問題なく取り付けできました。

で、以前にもブログで書いたことがありますがマウントを取り付けたあとはネジの先端がシャーシの内側に飛び出していないかをチェック。ここが飛び出ているとスライドの抵抗になってしまいます。飛び出していたら必ず先端を削って抵抗にならないように処理しましょーね。

ということで面倒な切削系作業はあらかた完了。ちまちまやってるので随分と時間が経っちまいやした。
切削作業は正確にきちんとやる必要があるので初めて挑戦する方はホームセンターなどで5㎜厚くらいのアルミ板を買ってきて練習するといいと思います。いきなり本番でシャーシを削るのってリスクありますもんね。
特にタップ立てが初めての方はあらかじめ練習しておけば回転させた時の抵抗の感覚などが掴めるので良いと思います。もちろん切削するシャーシの材質、アルミと亜鉛合金では多少の違いはありますが大体似たようなもんでした、一応ご参考まで。

で、私が練習してあけたアルミ板のネジ穴。こんなふうにネジの先端を削るときに使ってます。意外と便利よ、コレ。
さて4号機完成も見えてきたゼ。完成したらレンジで撃ちまくるべな。撃ちまくるべな。撃ちまくるぅ…
べな!
Posted by harumaki at
20:51
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2022年04月08日
モミモミ

前回マウント用のネジ穴をあけるのと同時にフロントブロック用の穴もあけていたのでそのお話。
そもそも「フロントブロックってなんでんねん?」という方はこちらの過去記事をどんぞ。

1号機のフロントブロックはシャーシの底面からM3の皿ネジ2本で固定しています。
皿ネジの頭を隠すためにスリ鉢状のくぼみ「皿モミ」をつけているのですが1号機のはデカくなっちゃいまして…シャーシの材質がアルミということもあって削れやすく思わず勢いでイキすぎちゃったんですよね。
今回はそのあたりを注意しながらやってみました。

4号機は1号機のクローンにするのでフロントブロックも同じ
ニシヤマファクトリー製フロントブロックコンペ
を使用します。設計はWEシャーシ用ですのでこのコンペに合わせてシャーシを加工するっつーワケです。
ネジ穴がヘリサート加工されているので強めのトルクでネジ固定できるスグレモノ。
一応個体差がないかをチェックしましたがネジ穴の間隔はとちらも7mm、精度もバッチリ。

ということで1号機と同じ位置に3mmの穴を7mm間隔で2つあけました。ちなみにこの穴はネジ穴ではないのでM3のネジが貫通すればOKです。

で、
前回の反省を活かしつつモミモミします。
使用する切削工具は「カウンターシンク」という面取り用のカッター。イキすぎないように少しずつ削りました。

前回の反省を活かしてE感じでモミれました。
てかさ、
ブログ初投稿から1年すぎてるぢゃん…
まだ1年なのかぁ…なんか5年くらいやってる気がする…不思議なものね。
Posted by harumaki at
21:47
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2022年04月03日
穴とオジサンとケンゾー

そんなこんなでちまちまやってます4号機製作。
年度変わりの時期だからか?自粛モード解禁だからか?単純に仕事も忙しくなりイジる時間もあまりない感じ。
で、休日に1号機をバラしてみる。

で、シャーシにマウントを取り付ける穴の採寸。9.5㎜間隔で5カ所にM3のネジ穴をあけるので…

このように鉛筆でマーキング。一応1号機のクローンということで製作するつもりでしたがマウントの取り付け位置を3㎜ほど前にすることにしました。理由はいろいろあるのですがここでは割愛。

普通の流れならケガキ線を引いて穴をあける位置にポンチでくぼみをつけるのですが今回はマウントをマスキングテープで取り付け位置に固定し、マウントの穴をガイドにして3㎜ドリルで穴あけ位置を少し削ってくぼみをつけました。
この作業を今までに何度かやってきていますがケガキ線を入れる時やポンチでくぼみを入れる時にどうしてもわずかに「ズレ」が出てしまう…なので今回はこのやり方を採用してみたのですが…ん~どうでしょう?

てな感じであらかじめ3㎜ドリルで穴あけ位置のセンターを削ってくぼませてから穴をあけていきました。北方謙三先生がハードボイルドな眼差しで心配そうに見ています…

今回で4回目の作業ですがやっぱりこの作業が一番神経使いますね。過去3回から学んだことを活かして

穴あきましたー
写真では「めっちゃズレてるやん!」って感じに写っちゃってますがちゃんと5つとも真ん中あたりにバッチリ、過去イチの出来栄えに満足。
今度の休みにタップたてるべな。あ、爪のびてるから切ろ…
Posted by harumaki at
22:07
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