2022年04月09日

タップ

タップ


マウント取り付けのためにフレームにあけた穴。これをネジ穴にするためにタップ(ネジ山)を立てます。

旋盤やボール盤を使う方法もありますが小径ネジはリスクが高いのでハンドタップのほうが安全、安心です。


タップ


ハンドタップはこのように先、中、上という3種類のタップを使います。違いは先端の山の削れている部分で先タップが一番細く、上タップが一番太くなっています。一つの穴に対してこの3種類のタップを先→中→上の順番で計3回立てていってネジ山をしっかり作っていくのですが一番重要なのが最初に立てる「先タップ」


タップ


先タップをまっすぐ垂直に立てていくのですが油断すると抵抗に負けて斜めに入っていったりチカラをかけすぎてネジ山が崩れたりして取り返しのつかない事態になることもあるので注意が必要。

HowToサイトなどでは「1回転させて1/4回転戻す」を繰り返しながら立てていく…というふうに書かれていますが私は45度回転して15度戻すくらい細かく細かく立てていき常に斜めになっていないかチェックしながらやっています。

先タップがきちんと立てれたら後は中タップも上タップもそれほど神経を使う事もなく適度な抵抗を感じながら立てていけばOK。


タップ


てな具合で5つともネジ山が立てれました。少しズレはありますが我ながらナカナカの出来。


タップ


もちろんマウントも問題なく取り付けできました。


タップ


で、以前にもブログで書いたことがありますがマウントを取り付けたあとはネジの先端がシャーシの内側に飛び出していないかをチェック。ここが飛び出ているとスライドの抵抗になってしまいます。飛び出していたら必ず先端を削って抵抗にならないように処理しましょーね。


タップ


ということで面倒な切削系作業はあらかた完了。ちまちまやってるので随分と時間が経っちまいやした。

切削作業は正確にきちんとやる必要があるので初めて挑戦する方はホームセンターなどで5㎜厚くらいのアルミ板を買ってきて練習するといいと思います。いきなり本番でシャーシを削るのってリスクありますもんね。

特にタップ立てが初めての方はあらかじめ練習しておけば回転させた時の抵抗の感覚などが掴めるので良いと思います。もちろん切削するシャーシの材質、アルミと亜鉛合金では多少の違いはありますが大体似たようなもんでした、一応ご参考まで。


タップ


で、私が練習してあけたアルミ板のネジ穴。こんなふうにネジの先端を削るときに使ってます。意外と便利よ、コレ。


さて4号機完成も見えてきたゼ。完成したらレンジで撃ちまくるべな。撃ちまくるべな。撃ちまくるぅ…



べな!








Posted by harumaki at 20:51│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。