2022年08月19日

はみ改計画②

はみ改計画②


バラバラになったホップパッキンを眺め、ふと「オレ、何やってんねんやろ?」と疑問に思ってしまう今日この頃。

ノンホップバレル「はみけつ」の改造に踏み出したワケですが…

前回記事にも書きましたがはみけつの金属製パッキンとゴム製ホップパッキンを融合させるのは簡単なコトではなく…まぁやる前からわかってたんですけどね。

既製のホップパッキンは内側にホップをかけたりインナーバレルに引っ掛けたりする突起があちこちにあり、これらの切除が必要。オマケに加工をするには素材が柔らかすぎて困難。

なので既製のホップパッキンの使用は選択肢から排除。


はみ改計画②


じゃあどーすんの?って話なんですが単純にないなら作るしかねぇーぢゃんってコトで原型を作って型を取ってみたり…


はみ改計画②


していたのですが…


昔バイクをイジりまくっていた時に買ってストックしていたパーツの中に何やら良さげな物を発見。

ガソリンを流す燃料ホースなんですが、耐油ゴムでできているので素材として申し分なし。硬さは既製のホップパッキンよりかなり硬いのですが加工するにはむしろウェルカム。


はみ改計画②


サイズは2種類。金属製パッキンと繋ぎ合わせるために外径10mm、内径8mmへと加工するのですが狙いのサイズに近い規格なのがgood。


はみ改計画②


で、このホースを使って金属製パッキンと繋ぐパーツを2種類試作してみました。

ローディングノズルを受ける側は弾をロードしやすいようにすり鉢状に削り、金属製パッキンと繋ぐ側は内径8mmになるように削りました。


はみ改計画②


チャンバーカバーと仮組みしてチェックしてみると狙いどおりローディングノズルとチャンバーカバーの直撃(黄矢印)を防ぐダンパー(減衰器)としての役割を果たしてくれそうです。


はみ改計画②


一方、問題点も当然あって赤矢印の位置、パッキンの繋ぎ目とローディングノズルの受け口からのガス漏れが予想されます。

でもまぁこのへんの問題は追々…


はみ改計画②


ノンホップバレルとしての性能はこのYリングが正常な位置にあれば損なわれることはないので今回自作しているパーツの出来が少々悪くても最低限の条件さえクリアしていればきっと使えるでしょう、という淡い期待。


はみ改計画②


チャンバーカバーに収めるとこんな感じ。少し穴がデカすぎたかなぁーと思いつつテストランのためスライドに組み込みます。


はみ改計画②


で、イジェクションポートから見えるアウターバレルの位置が前進してるのがわかります…というかスライドが後ろに下ってるんですけどね。

平常時ですでにローディングノズルとチャンバーカバーの間でクリアランスが取れている状態。

なのでスライドがブローバックからリターンした際にもこの状態ならスライドにダメージを与えるような強い衝撃は発生しないんじゃないかな?という希望的観測。


はみ改計画②


で、実射。

特にトラブルもなく撃てました。ただ予想どおり弾速は低下。ノーマルのはみけつで80後半だったのでかなりガス圧が漏れてしまってる様子。やはり内径がデカいと余計に漏れてるみたいですね。

方向性は今のところ悪くなさそうですが何が起こるかわからんですね。自作パーツほど信頼できないものはないですから…

まぁ今後はいろいろチェックしつつアップデートしていっきーマウス。





Posted by harumaki at 22:59│Comments(0)
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