2022年01月16日
WA COLT Mk Ⅳ Series'70

前回軽く紹介した新しいおともだち
WA COLT Mk Ⅳ Series'70
コルトのトレードマーク「お馬さん」がカワイイ。

反対側のスライドには
「COLT'S GOVERNMENT MODEL」
のレターのみの刻印。で気になったのが「COLT'S(コルトの)」ってなっているんですね…おもしろい。

'70のガバメントを見ると何故か70年代のオーディオが思い浮かびます。
当時の家具と馴染むように木材をあしらい全体的に柔らかさを持ったフォルムやデジタルが世間にまだ登場する前の生粋のアナログ感。同じ70年代にデザインされたもの同士、雰囲気に通ずるものがありますよね。

でWAのガバ、まず外観について思ったのは
ちょー丁寧な仕上げ
10年以上前に作られたSVIとはクオリティの次元が違います。成形から塗装まですべての点で進化しています。

腰上(スライド)を分解。

マグナ兄さん登場。
ピストンとシリンダーの理想的な精度を感じる滑らかな動き。兄さん、腕上げはりました。もうすっかり師匠クラス、紫綬褒章ものです。

つづいてバレルASSY登場。
以前SVIのレビュー記事に頂戴したコメントにありました「メタルチャンバーカバー」を標準装備。スライドを引くとカチャカチャと良い音がします。
そしてアウターバレルのスリットから見えるスプリング…

分解してみようと思ったらなかなかしっかり組まれていたのでパーツリストで確認。なにやらバレルスプリングなるものが内蔵されてます。
このスプリングがショートリコイル時にテンションをかけチャンバーを元の位置に戻そうと働きかけます。
コレってマルイのハイキャパゴールドマッチと同じギミックなんですかね?ショートリコイル時に固定が甘くなるインナーバレルのグラつきを抑える役割をしてるんじゃないでしょうか?なんか期待値あがります。

腰下(フレーム)はさすがに分解する気にならないので見える範囲でじっくり観察。
一発で気づいたのはRタイプのSVIとは違うSCW3のこのファイアリングプレート。実銃のようにデコックを可能にするための「トランスファーハンマーシステム」とやらのためのパーツらしいのですが…なんかよくわかりません。

パーツリストで確認するとハンマーに直で連動してるんですね。このファイアリングプレートの特徴的な形状で遅いハンマーダウンではガスバルブを叩けないようになっているみたい。なので親指で押さえながらゆっくりとハンマーダウンしてやればガス、弾ともに残ったマガジンが装填されている状態でもデコックして安全状態にできるらしいです。
個人的にはSVIのRタイプのようにファイアリングピンが直接バルブを叩くシンプルな機構のほうが好みだし、デコックを必要とするような場面がない…なのでSCW3に関しては信頼性や耐久性のほうが気になるところ。

で、実射性能はこんな感じ。
5mでAPSブルズアイターゲットを両手撃ちした結果ですが私の腕前を考慮すればかなり良いグルーピング。固定ホップと前述のバレルスプリングの影響でしょうか?ただサイトは固定式、プラスめっちゃ見にくいということでかなり苦労しました。が、充分に闘える性能。
撃ち心地は「Is this a pen?(これはペンですか?)」「No. THIS IS MAGNA.(いいえ、マグナです)」と言わんばかりのガシガシ骨に響くパワーリコイル。しかしながら操れないほどではなく心地よい衝撃。トリガーが近く感じますが引き切りもわかりやすくクセのない素直な反応をしてくれる機体だと思いました。
10年以上前のSVIと比較するのも何ですがすべてにおいて
アゲアゲ↑っす

という感じでざっくりレビューしてみたワケですが…
そもそもスピードシューティングに使うことを前提にエアガンを見てきたので正直ガバメントにはあまり興味がありませんでした…が、こうして手にしてみると
「シブい」
そして
「オシャレ」
ですね。
そのガバメントをフラッグシップとして作り続けるウエスタンアームズ…今回、現行の新品を手に取ってみてその気質と魂を感じました。
以前タナカワークスのリボルバーを立て続けに入手してそのエロさを堪能させてもらいましたがウエスタンアームズのガバメントは
エモい!
WAファンが多い理由が少しわかったような気がします。
価格が価格なのでおいそれとは入手できませんが私は買って損はないと思いましたよ。
長い記事になりましたが今回はこのへんで、
Posted by harumaki at 23:06│Comments(0)