2021年09月22日
完結編 ハイキャパ GUARDER 軽量ブリーチ

さて、今回で4回目となる「GUARDER軽量ブリーチ」シリーズ。とうとう感動のラストを迎えます。
これまでシリンダーノズルの出し入れをAIPのライトグレー色の物を使ってチェックしていました。色的に写真撮影しても確認しやすいと思って。
で、純正ピストンヘッドを取り付けて実装は同じガーダーのシリンダーで組んでみようと思ったのですが…

新たな問題が勃発。シリンダーをスライドさせるレールの長さが足りないため写真のようなスキマが…これはもう
削るしかないっしょ!

さらにシリンダーの吸気口部分が干渉するので…
削るしかないっしょ!

そしてリターンスプリングを止めておく突起がここのバリに干渉するので…
削るしかないっしょ!
で、スライドにハメ込んでみて実際にフレームと合わせてみると…あれ?なんか変?どっか引っ掛かってる?でチェックしてみると…

どんだけ〜‼
と叫びたくなるほどバリバリ伝説。
こんな感じで調整しまくり何とかフレームに載せれるところまでコギつけた次第。

で、付属のリターンスプリングをチェック。
つ、つよい…
純正のモノよりはるかに高いレートでボディービルダー級に屈強なスプリングが付属してました。もしかしたらシリンダーの渋すぎるインサートをスプリングパワーでねじ込ませるつもりか?そのあたりの意図はわかりませんがとりあえずこのマッチョスプリングで組んでみました。

結果。
一応、撃てました。そりゃここまでやれば撃てるだろ!って感じですが、ここまでやってもまだ問題アリです。

写真ではわかりにくいのですがフレームとの接地面が全体的に少し湾曲してて中央に向かって盛りあがっちゃってるんですよね(アゲー!)。これが原因でスライドの動きが悪くなってます。撃ち続ければ当たりがとれてスムーズになりそうな予感はしますが、この湾曲まで調整したらガーダー製じゃなくて、もはや
オレ製ぢゃろがぃ!
と言いたくなります。
私は金属加工についてまったく詳しくありませんがこのガーダーの軽量ブリーチはやっぱり鋳造(ダイカスト)なんでしょうね?おそらく形成後のバリ取りの甘さや材質から起きる変形や歪みは低コストによる弊害なのでしょう。
一方5000円オーバーのブリーチは金属ブロックからのNC加工だからかバリも歪みもありませんし高い精度が出ているので組み込みに苦労したことがありません。
このガーダー製の軽量ブリーチのレビューには「ポン付けできました!」というものもあったので当たりハズレもあるかと思うのですが今回私の元に届いた物に関して言わせてもらえば
ハズレ…
と言っていいんじゃないでしょうか?(ここまでやったし…)
肝心の軽量ブリーチとしての恩恵もスライドに負荷がかかった状態だったので判断が難しいのですが…まぁ、軽いんじゃね?という印象。ということであくまで個人的な意見としてガーダー製の軽量ブリーチ、私は
おススメしません!
先日コメントでいただいたように調整ありきで愛用されてる方もいらっしゃるので一概に使えないパーツとまでは言いませんが不安定な要素が多いパーツであることは間違いありません。
もしかしたらかなり撃ち込んだ個体ならもう少しアバウトな調整で換装できるかもしれませんが箱出しから間もない個体や精度や安定性をもとめるシューティングカスタムには使わないほうが無難かと思います。
ガーダーは先日紹介したディスコネクターや今回登場してるシリンダーノズルなど精度も質も高い物を作っているメーカーなのですが、この軽量ブリーチに関してはハッキリ言ってダメです。
低価格でパーツを提供してくれるのはユーザーとして嬉しいコトですが「安心、安全に使える」という前提条件をクリアーした上での話です。ガーダーの製造部にはそのあたりを見直してもらって軽量ブリーチの改良、改善につとめてほしいですね。
GUARDER 加油!珍珠奶茶 好喝!
Posted by harumaki at
20:29
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