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Posted by ミリタリーブログ at

2021年11月19日

メインスプリング調整



前回リコイルスプリングについてあれこれやりましたが今回はメインスプリング(ハンマースプリング)。

こいつもブローバックに影響するスプリング。グリップの背面にあるスプリングハウジングの中に格納されていてハンマーにテンションをかける役割をしています。



弾を発射するとブローバックフェーズに入りスライドが後退、と同時にハンマーをコッキングするのですがストラットを介したスプリングのテンションはそのままスライドの後退動作の抵抗となります。

なのでメインスプリングが強すぎるとスライドの後退スピードが遅くなったり、スライドストップがかかる位置まで後退しなくなったりという現象が起き、逆に弱すぎてもいろんなトラブルが起きたり…と、なかなか気ムズカシイ思春期の中学生みたいなスプリングです。



で、コッキングでメインスプリングがどのくらい縮められているのかを調べるためストラットにマーキング、約6㎜ほど縮められていることが判明。



前回リコイルスプリングの強さを測定したのと同様の手法でメインスプリングの強さも測定してみました。 

用意したのは長さ5cm程のM4ボルトにナットを2つダブルナットで固定した物。



ボルトの先端でスプリングの上に乗っかっているプランジャーを6㎜押し込み、その時にかかる荷重を測定…しようと思ったのですが6㎜押し込むと2000グラムを軽くオーバーしてこの安物のはかりの上限を越えて測定不能…半分の3㎜押し込むことに。

なのでボルトに固定したナットは3㎜押し込んだ時にハウジングの穴の淵に当たる位置にしています。



カットして長さの違うメインスプリングの強さをそれぞれこの方法で測定。かなりいい加減な方法なので目安程度に思ってください。

結果リコイルスプリングと違って長さの違いはわずかなのに強さにエラく差がでました。

やっぱりメインスプリングは「太い」「硬い」「なんか黒い」と3拍子そろっているからか元々のレートが高いのでわずかな長さの差でもプリロード(初期荷重)に大きな違いが出るんでしょうねー。

ちなみに写真の一番上はまったくカットしていない純正スプリングで2号機にはコレが入っていました。

2号機は気温が下がりだしてからスライドストップがかからなくなっていたのですが少しだけ短くカットした「1500g」のスプリングに変更…あっさりスライドストップがかかるようになりましたよ…


…と、まぁ、こんな感じでリコイルスプリングとメインスプリングを調整してみましたがなかなか悪くない方法かと思います。レースガンカスタムでこの2つのスプリングをイジり出すと動作不良などを起こし沼にハマってしまいがちですがアバウトとはいえ数値でおおよその状態を把握できればトラブル解決の糸口にもなるかと思います。

他にももっと良い方法があるかと思いますが、ご参考までに。


  


Posted by harumaki at 21:48Comments(0)