2021年04月16日
撃ちやすくするってなんなん(つづき)
「マインドコントロール」「糖質コントロール」「リコイルコントロール」…世界三大コントロールのひとつである「リコイルコントロール」 。
そのカギをにぎるのがこの「ブリーチ」というパーツでした。

「ブリーチ」と言うとピンとこないかもしれませんが「ピストンハウジング」と呼ばれたりもします。機構的には車のエンジンで言うところのピストンと同じ働きをしている部品です。
このパーツがリコイルコントロールにどう関係しているのか?…ポイントは「重さ」でした。ブローバックガスガンのリコイルの強さはスライドの重さに比例して強くなります。
つまり「スライドを軽くしてやる」>「ブリーチの軽量化」>「リコイルが弱くなる」>「コントロールしやすくなる」>「撃ちやすくなる」>「奥さんニッコリ、家庭円満」というカラクリです。

ちなみに写真はノーマル(黒)とカスタムパーツ(青)のブリーチです。ノーマル42gに対してカスタムは15g前後。
たったの30g前後でそんなに変わるんかいな?と私も思いました…が、変わります。軽くなることでブローバックスピードも速くなり、リコイルの衝撃もはっきりと体感できるレベルで変化します。
私が最初に選んだのは「AIP」というメーカーの軽量ブリーチでした。理由はまた後ほど…
そしてシューティングカスタムでこのブリーチに関していろいろ調べると何やら気になる別のワードと遭遇しました。
「ガスカット?」
「ガス」=屁、「カット」=我慢する?というアホな想像をめぐらせたりしましたが、実はそれほど遠い話でもありません。
「ガスをカットする」というのは文字通りマガジンから噴出するガス量を減らすということで、減らしたことでブローバックの初動が弱くなりリコイルがマイルドなります。その噴出量を左右する仕掛けがこのブリーチに備えられていることが判明。

ブリーチ底部の両脇には2mmほど凹んだ溝があります。写真の2つのブリーチ、それぞれ右側に溝がありますが長さに違いがあります。ここで突然ですが「肛門」を思い浮かべてください…デカい(長い)肛門からは大量のガスが出てデカい音の屁が鳴り響き、周りの人に一発で気づかれてしまいます。しかし小さい(短い)肛門からはガスの量が抑えられ音のしないスカしっ屁となり悪臭漂う中でも「私じゃありませんけど」と演じきるハートの強さがあればバレることはない、つまり
デカい屁=強いリコイル
スカしっ屁=弱いリコイル(撃ちやすい)
という理屈でした。要するにこのブリーチの溝は肛門括約筋だったのです。

私が最初にAIPの軽量ブリーチを選んだ理由は「ブリーチ軽量化」と「ガスカット」が同時にできる点でした。溝を埋める小さなパーツが付属しており、ガスカットするも良し、しないも良しの優れもの。実際にこのブリーチに換装してみましたが純正のローディングノズルとの相性も良くポン付けOK、リコイルはマイルド、ブローバックも切れ切れ、おじさんウキウキで最初に手を出したカスタムとしては大成功となりましたとさ、めでたしめでたし。
この軽量ブリーチの換装は初心者が手をつけるカスタムとしては危険度も低く「失敗したらどうしよう?」「壊れたら嫌だなー」「後ろに誰かいるみたいだなぁ~なんか変だな~怖いなぁ~怖いなぁ~」という心配も少ないと思います…が、トラブルがない訳ではありませんのでトライする場合は注意して自己責任でお願いしますね。
さてお値段は…というと、なかなかのお値段です。私はこのAIPの他にCOWCOW Technologyのブリーチを試していますがどちらもそれなりのお値段。ベテランシューターさんのブログを拝見し調査してみたところAnvilというメーカーのブリーチをセレクトされてる方が多いみたいですが、これもさらにいいお値段。他にもいろいろなメーカーの物があり値段も様々です。材質はほとんどの物がアルミですが、中にはナイロンなど樹脂製の物もあります。
ガスカットについてはギミックが付属しているAIPの物の他にあらかじめガスカットされているEDGEというブランドの物(上の写真の青いブリーチ)があります。しかし基本的には大体の軽量ブリーチに純正とほぼ同じ長さの溝が設定されています。パテやアルミ板で溝を埋めて調整するという単純なカスタムですがどれだけの長さを埋めるかによってリコイルが変わってきます。大体3分の1を目安に埋めるのが主流のようですがやりすぎると動作不良を起こす原因となります。
カスタムってやっぱりお金がかかりますね。既成のレースガンが高い理由が今ではちゃんと理解できるようになりました。でも「お高いのはちょっと…」という方、こういうのはいかがでしょうか?

純正ブリーチに穴を開け軽量化、ガスカットはホームセンターで購入したアルミ板を切って削って溝埋め。ドリルと金ノコとヤスリがあればあとは時間と根性だけでOK!
実際にこのブリーチ、テスト用のハイキャパに今も組み込んでいますがトラブルなく動作しています。でも半日かけて穴を開け肉抜きしたのに多分10gくらいの軽量化しかできていません。既成の軽量ブリーチほどの効果はありませんがやってみる価値はあると思います…私は二度とやりたくないですが…。
ここまですんげぇ長い文になっていますが最後にもう1点外せない「撃ちやすくするカスタム」があります。

「リコイルスプリングガイド」と「リコイルプラグ」の軽量化です。写真は樹脂製のガイドとプラグで…重さは忘れましたが純正と比べるとかなり軽いです。別のレースガンにはアルミ製の物を組んでいますがアルミも軽いです。このカスタムは換装するだけで済むためほぼノーリスクだと思います。
プラグとガイドは別々に販売されていますが私は同じ材質をセットに組み合わせたほうが良いと思いそうしています。この軽量化でもリコイルがマイルドになったことを体感できると思いますし、なんせ手が少し油で汚れる程度でできるので1番お手軽だと思います。
ということで、長々と偉そうにヌかして参りましたが私なりの撃ちやすくするカスタムをまとまると
〇ブリーチの軽量化
〇ガスカット
〇リコイルスプリングガイド、プラグの軽量化
この3つのカスタムが初手としてのおススメです。注意すべき点はブリーチの取り外し取り付けで最初はつまずくかもしれません。私も初めて取り外す時はスライドが割れてしまいそうで恐々やっていました。でもYouTubeなどに詳しいHow to動画もありコツをつかめばそれほど難しくありませんので興味がある方は是非トライしてみてください。
…とは言え「撃ちやすさ」なんて人それぞれかと思います。なにかの参考にしてもらえたら嬉しいですしオススメのカスタムメニューなどあれば教えてくだちゃい!ほにゃ!
そのカギをにぎるのがこの「ブリーチ」というパーツでした。

「ブリーチ」と言うとピンとこないかもしれませんが「ピストンハウジング」と呼ばれたりもします。機構的には車のエンジンで言うところのピストンと同じ働きをしている部品です。
このパーツがリコイルコントロールにどう関係しているのか?…ポイントは「重さ」でした。ブローバックガスガンのリコイルの強さはスライドの重さに比例して強くなります。
つまり「スライドを軽くしてやる」>「ブリーチの軽量化」>「リコイルが弱くなる」>「コントロールしやすくなる」>「撃ちやすくなる」>「奥さんニッコリ、家庭円満」というカラクリです。

ちなみに写真はノーマル(黒)とカスタムパーツ(青)のブリーチです。ノーマル42gに対してカスタムは15g前後。
たったの30g前後でそんなに変わるんかいな?と私も思いました…が、変わります。軽くなることでブローバックスピードも速くなり、リコイルの衝撃もはっきりと体感できるレベルで変化します。
私が最初に選んだのは「AIP」というメーカーの軽量ブリーチでした。理由はまた後ほど…
そしてシューティングカスタムでこのブリーチに関していろいろ調べると何やら気になる別のワードと遭遇しました。
「ガスカット?」
「ガス」=屁、「カット」=我慢する?というアホな想像をめぐらせたりしましたが、実はそれほど遠い話でもありません。
「ガスをカットする」というのは文字通りマガジンから噴出するガス量を減らすということで、減らしたことでブローバックの初動が弱くなりリコイルがマイルドなります。その噴出量を左右する仕掛けがこのブリーチに備えられていることが判明。

ブリーチ底部の両脇には2mmほど凹んだ溝があります。写真の2つのブリーチ、それぞれ右側に溝がありますが長さに違いがあります。ここで突然ですが「肛門」を思い浮かべてください…デカい(長い)肛門からは大量のガスが出てデカい音の屁が鳴り響き、周りの人に一発で気づかれてしまいます。しかし小さい(短い)肛門からはガスの量が抑えられ音のしないスカしっ屁となり悪臭漂う中でも「私じゃありませんけど」と演じきるハートの強さがあればバレることはない、つまり
デカい屁=強いリコイル
スカしっ屁=弱いリコイル(撃ちやすい)
という理屈でした。要するにこのブリーチの溝は肛門括約筋だったのです。

私が最初にAIPの軽量ブリーチを選んだ理由は「ブリーチ軽量化」と「ガスカット」が同時にできる点でした。溝を埋める小さなパーツが付属しており、ガスカットするも良し、しないも良しの優れもの。実際にこのブリーチに換装してみましたが純正のローディングノズルとの相性も良くポン付けOK、リコイルはマイルド、ブローバックも切れ切れ、おじさんウキウキで最初に手を出したカスタムとしては大成功となりましたとさ、めでたしめでたし。
この軽量ブリーチの換装は初心者が手をつけるカスタムとしては危険度も低く「失敗したらどうしよう?」「壊れたら嫌だなー」「後ろに誰かいるみたいだなぁ~なんか変だな~怖いなぁ~怖いなぁ~」という心配も少ないと思います…が、トラブルがない訳ではありませんのでトライする場合は注意して自己責任でお願いしますね。
さてお値段は…というと、なかなかのお値段です。私はこのAIPの他にCOWCOW Technologyのブリーチを試していますがどちらもそれなりのお値段。ベテランシューターさんのブログを拝見し調査してみたところAnvilというメーカーのブリーチをセレクトされてる方が多いみたいですが、これもさらにいいお値段。他にもいろいろなメーカーの物があり値段も様々です。材質はほとんどの物がアルミですが、中にはナイロンなど樹脂製の物もあります。
ガスカットについてはギミックが付属しているAIPの物の他にあらかじめガスカットされているEDGEというブランドの物(上の写真の青いブリーチ)があります。しかし基本的には大体の軽量ブリーチに純正とほぼ同じ長さの溝が設定されています。パテやアルミ板で溝を埋めて調整するという単純なカスタムですがどれだけの長さを埋めるかによってリコイルが変わってきます。大体3分の1を目安に埋めるのが主流のようですがやりすぎると動作不良を起こす原因となります。
カスタムってやっぱりお金がかかりますね。既成のレースガンが高い理由が今ではちゃんと理解できるようになりました。でも「お高いのはちょっと…」という方、こういうのはいかがでしょうか?

純正ブリーチに穴を開け軽量化、ガスカットはホームセンターで購入したアルミ板を切って削って溝埋め。ドリルと金ノコとヤスリがあればあとは時間と根性だけでOK!
実際にこのブリーチ、テスト用のハイキャパに今も組み込んでいますがトラブルなく動作しています。でも半日かけて穴を開け肉抜きしたのに多分10gくらいの軽量化しかできていません。既成の軽量ブリーチほどの効果はありませんがやってみる価値はあると思います…私は二度とやりたくないですが…。
ここまですんげぇ長い文になっていますが最後にもう1点外せない「撃ちやすくするカスタム」があります。

「リコイルスプリングガイド」と「リコイルプラグ」の軽量化です。写真は樹脂製のガイドとプラグで…重さは忘れましたが純正と比べるとかなり軽いです。別のレースガンにはアルミ製の物を組んでいますがアルミも軽いです。このカスタムは換装するだけで済むためほぼノーリスクだと思います。
プラグとガイドは別々に販売されていますが私は同じ材質をセットに組み合わせたほうが良いと思いそうしています。この軽量化でもリコイルがマイルドになったことを体感できると思いますし、なんせ手が少し油で汚れる程度でできるので1番お手軽だと思います。
ということで、長々と偉そうにヌかして参りましたが私なりの撃ちやすくするカスタムをまとまると
〇ブリーチの軽量化
〇ガスカット
〇リコイルスプリングガイド、プラグの軽量化
この3つのカスタムが初手としてのおススメです。注意すべき点はブリーチの取り外し取り付けで最初はつまずくかもしれません。私も初めて取り外す時はスライドが割れてしまいそうで恐々やっていました。でもYouTubeなどに詳しいHow to動画もありコツをつかめばそれほど難しくありませんので興味がある方は是非トライしてみてください。
…とは言え「撃ちやすさ」なんて人それぞれかと思います。なにかの参考にしてもらえたら嬉しいですしオススメのカスタムメニューなどあれば教えてくだちゃい!ほにゃ!
Posted by harumaki at
14:47
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