2021年12月07日
WA / SVI リミテッド 腰下 オーバーホール

バイクのエンジンを昔はよくバラしたもので部屋の中に持ち込んでは夜な夜なイジって遊んでました。
基本バイクのエンジンは燃焼部と駆動部に棲み分けされていてピストンやシリンダーなどのある燃焼部を「腰上」、クランクやミッション、クラッチなどのある駆動部を「腰下」と言います…って何の話?

ということで今回はWA/SVIの腰下をバラしてチェックしていきます。
トリセツの分解図を見るとマルイのハイキャパとそれほど大きな違いもなさそう。

というコトでこんな感じにバラバラ。
当然未使用なので内部パーツは破損や摩耗もなく新品のコンディション。古い油を取り去ってグリスアップし新しい油をお見舞いしておきます。
バラしてわかったのはグリップを固定するスクリュー以外にネジが使われていないコト。これも実銃ぽいポイントなのかな?宮大工の「ネジと釘は使わねぇ」的ソウルがなんともエモいっす。

最初に目につくのがこの「ぶっといシャーシ」。鍋に入れたらいいダシ出そうです。

ハンマーの形状はマルイの物とかなり違いますね。シアーを引っかけるツメがスゴく小ぶり。ハーフコックのツメはカギ状になってます。イヤリングにするとオシャレかも。

そして内部パーツ。意外と数も少なくシンプル設計。
普段イジり慣れてるマルイのハイキャパと違う所でおもろいと思ったのがまず「ディスコネクター」。
マルイでは1つのパーツですが、このSVIでは2つのパーツに分割されています。

さらにディスコネクターの格納部には「ガイドスプリング」というバネが仕込まれていて上に浮き上がるテンションがかけられています。このバネのおかげでディスコネクターの動きはマイケルのムーンウォークのようにスムース、とてもスムース。

そして次に「バルブロックレリーズ」というどっかの国のパンクバンドみたいな名前の謎パーツ。
設定場所はマルイで言う所の「ノッカーロック」の位置。
最初コッキングしてもハンマーダウンしても何処とも連動してる気配なし…なんぢゃ?コレ?って感じ。

でもバラしてみてわかりましたがブリーチの溝と連動してマガジンの「インパクトロック」の解除を行うパーツなんですねー。おもろーい。
マガジンバルブのロック/解除のシステムがマルイはフレーム内部にWAはマガジン側にあるんですね。この仕掛け自体はガスガン特有のものなので各メーカーが試行錯誤して産み出した血と汗と涙とポテチとビールと夜中のラーメンの結晶なのでしょう。
どのメーカーさんも高カロリーないい仕事してます。スゴい!

という感じでオーバーホールは一応完了。
古い機体なので現行品とは違うと思いますがとても収穫の多い作業になりました。
で、無事に動作確認もOK!
古い機体すぎて需要はないでしょうけど次回はレビューしてみまーす。
Posted by harumaki at
12:13
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