2022年07月19日
経過報告①

結成して間もなくスライド粉砕事件が発生し解散となったビーチボーイズ…
再結成に向け日々ボーナス商戦で忙しい中、時間を見つけては地味な作業。
結局のところ粉砕事件(過去記事参照)を解決する手がかりはリコイルスプリングの見直しくらいしか思い浮かばないのでいろいろな条件でスプリングの検証を日々繰り返しています。

ちなみに使用しているスプリングはこのAIPの100%のモノ。メインスプリングとセットになってます。
純正と同レートと説明されてますが純正よりかなり柔らか仕上げのスプリング。
とにかく今取り組んでいる作業の目的は
速射性能を失わずスライドリターンの衝撃を最小限にして破損を防ぐ
ちゅーコト。なので柔らか仕上げのAIPのスプリングは理にかなってるちゅーワケ。

で、このAIPのスプリングで3種類の検体を用意してプリロードとフルストロークのテンションを測定。
いろいろやってみた結果やはりプリロードをコントロールしてゆくという方針で進めることに。

確定したいポイントは2つ
①速射性能が失われないプリロードの最小値
②スライドが破損しない限界値
ということでプリロードを刻んでいきたいのですが何本も検体を用意するワケにもいかないのでバッファーの厚みを利用してプリロードを調整。バッファーの厚み1㎜あたりプリロードが約10g増減します。

ちなみにバッファーは3㎜を超えるとスライドストップがかからなくなります。
この地道な検証の結果速射性能が維持できるプリロード最小値が350g。そしてスライド破損が始まるプリロード限界値が

380g
という結果になりました。一応2回検証し2回とも同じ結果になったのでそれなりに信頼できるデータかなと思います。
でも、これは私の個体でのデータなのでノンホップバレル「はみけつ」を組み込んで同じようにスライドが破損した場合すべての個体に適応するデータではありませんのであくまで参考として考えてください。
…ということで、オレのリコイルスプリングのプリロード値
360g
で逝かせていただきヤス。
しかし…これで全部解決ちゅーワケにはいかんやろなぁ…まだまだ検証せなあかんことがぎょーさんある…
ニャー!(ΦωΦ)
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22:19
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2022年07月04日
ビーチボーイズ再生計画

夏が始ったのか始まっていないのかよくわからないうちにスライドが粉砕し、夏を知ることもなく逝ってしまった哀れなビーチボーイズ(前回記事参照)。
彼らを再生すべく、まずは粉砕パワーの源であるリコイルスプリングを見直します。

まず組み込んでいたスプリングの強度を測定。以前にも紹介した方法(過去記事参照)で測定するのですが測定と言っても正確なものではありません。でも比較する目安には充分になる測定なので改めて説明しておきます。
写真のように秤の上にガイドとプラグとスプリングを組んだ状態で載せて…

ガイドの先端とプラグがツライチになっている状態でスプリングの反発を重さで計測します。これが平常時にかかる負荷でここでは「プリロード」と呼ぶことにします。

次にプラグを押し込んでリコイルバッファーから少しだけ浮いた状態でスプリングの反発を重さで計測。これをブローバックでフルストロークした時にかかる負荷とします。

この方法で4種類のリコイルスプリングの強度を測定。ちなみにビーチボーイズに組み込んでいたスプリングは純正をカットした物になります。

測定した結果がこちら。横軸がストローク長(cm)縦軸が反発力(g)です。
今回のポイントは「スライドが破損した原因はブローバック後のスライドのリターンが強すぎたからなんぢゃね?」→「だったらリコイルスプリングを弱くしてやれば破損しなくなるんぢゃね?」という単純な発想…
で、とりあえず各グラフが描く台形の面積をそれぞれのスプリングがスライドリターン時に発生する反発力と仮定すると…
純正:4675
AIP:3325
ビーチボーイズ用:3750
AIPカット:2100
となります。
ビーチボーイズ用は純正スプリングをカットして20%パワーダウンさせていたにもかかわらず結果的にスライドは破損…ということはこれよりもパワーのないスプリングで組んでみたらどうなるのか?
ちゅーことで手持ちの中で一番弱いAIPの物をカットしたスプリングで検証。
すると…

割れ…ない、と。
ただやはりスプリングが弱すぎて速射性能はダウン。ビーチボーイズ用に作ったスプリングより約44%パワーが落ちているのでスライドのリターンが目に見えて遅くなりました。

ということで新たにスプリングを作製。
スライドにダメージを与えず、且つ速射性能も出せるという条件。
難しく考えてもしゃーないのでスプリングレートが純正よりも低いAIPのスプリングをセレクトしプリロードが250gあたりになるようにカット。

でフルストローク時の負荷も計測しトータルパワーを比較すると
ビーチボーイズ用:3750
NEWスプリング:2600
AIPカット:2100
元々のビーチボーイズスプリングより約30%のパワーダウン、そして先程テストした弱々スプリングより約24%アップ。
このスプリングで再度組み立ててテストすると速射性能は良い感じに戻りレスポンスは改善。そして肝心のスライドは…

耐え…た、と
「いい感じぢゃーん」と撃ちまくっていたのですが、やっぱり出ました
ぱふぱふブローバック…
やはりプリロード260gだと抑え込みが足りずローディングノズル内部のバルブが閉じ切る前にブローバックが始まってしまう現象が発生。結果、連射すると「ぱふぱふ」の弱いブローバックが稀に発生してしまいました。
さてさて、どうなることやら…(つづく)
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22:53
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2022年07月01日
ビーチボーイズ逝く

梅雨が実感する間もなく明けてしまい、上から落ちてきたかのような猛暑の中ビーチボーイズのタカシとユタカが逝ってしまいました…
スライドがダブルです。夜マックぢゃねーんだからよ…
派手に粉々に割れたのはハンマープロテクションの影響と思われますがそもそもの原因は…

コイツです。
はみけつ…レベル高いですね。スライドが割れやすくなるコトは見たり聞いたりしてたので「やっぱりかぁ〜」という感じ。
ゴムでできているホップパッキンと違って金属製のホルダーがノズルとヒットする時の衝撃が大きく、ブリーチを介してスライド背面を押して割ってしまうみたいですね。

ちなみに別の場所が割れて補修しておいた4.3のスライドでも試しましたが同じようにクラックが入りました。
ファイアフライのはみけつをどうこう言うつもりはなく命中精度は確かですし製品それ自体は素晴らしいと思います。今回はちょっと自分の見立てが甘かったと反省。
…と言っても今のところコレと言ったアイデアもなく途方に暮れ、ケツはハミ出るどころか丸出し状態です。
やっぱリコイルスプリングの調整かニャ(ΦωΦ)?どなたか何か良い対策法があれば
教えてちょんまげ!
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22:26
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2022年06月24日
タカシとユタカ

先日HIDE OUTで現場入りさせた1号機と4号機。
トラブルも起こらずどちらも予想以上のパフォーマンスを発揮。
1号機は以前から信頼の厚い主力のメインガンでしたが今回ノンホップバレルを搭載したことでさらに男前に磨きがかかり「反町タカシ」感がUP。
そのタカシの相方として新たに製作した4号機。デキる男「竹野内ユタカ」をイメージして仕上げましたが期待以上のパフォーマンスに一安心。

で、ここ最近ずっと苦労していたノンホップバレル「はみけつ」。タカシとユタカ両方に搭載しテストを重ねてきました。
今回はこのようにチャンバーカバーの継ぎ目に合わせてマーキングし、シュート後の変化を検証してみたところ…

ズレとりまんがな!
やっぱりリコイルの衝撃で動いちゃってるみたいですね。

でも今回のズレの発生源は「はみけつ」の連結部のネジの緩みではなく純正チャンバーカバーのバレルの保持力によるものみたい。
ちなみに1号機、4号機ともにはみけつの連結部にはシールテープでのグラつき防止を施工(過去記事参照)。
もともとノーマル状態でもインナーバレルはこのように捻れるように少し動きます。これが意図した設計によるものかは不明ですが…

とは言え肝心の命中精度は安定してるのでとりあえずこれでOK。
ローディングノズルとの当たりも特に問題なさそうですが使いながら定期的に各部のチェックは必要ですね。

というコトでやっと一段落したレースガンカスタム。
アップデートした1号機とそのバックアップとして製作した4号機。パッと見はどっちがどっちか区別がつきません。
見た目で唯一ハッキリとわかる違いはスライド後部からチラリと見えるブリーチの色。タカシ(1号機)が赤でユタカ(4号機)が青になっています。

ちなみにこれはタカシ(1号機)

こっちがユタカ(4号機)

タカシ

ユタカ

タカシ

ユタカ

タカシ(NOW ON SALE)

ユタカ
2機そろって

ビーチボーイズ!
夏に間にあったゼ…
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17:22
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2022年06月20日
今日、久しぶりにHIDEOUTさんに行ったら楽しかったよーというだけの話

気がつけば半年ぶりの訪問…お店の前に着いたらおばあちゃんの家に来たような感覚。

ちまちま自宅でハイキャパをイジっては調子を悪くしてみたりしていましたが今日はノンホップバレルを

まずノンホップバレル「はみけつ」。
1号機と4号機に搭載し自宅でブルズアイターゲットを撃ち命中精度などは確認していましたが実際にコースでプレートを撃ってみると…
(☞・∀・)☞イイ!
いいですねー。想像以上のパフォーマンスに奥さまニッコリ。
この後またバラして細部のチェックをし、後日記事に…できたらします。

で、購入してからずいぶん日が経つ50連ロングマガジン、今日やっとデビュー。
重っ!
というコトは承知してましたがサイティングでもトランジションでもかなり重みを感じます。
まぁ普段アルミ製の軽量マグを使ってるから余計に重く感じちゃうんでしょうね。
でも50発も装弾できるので練習では弾をチャージする回数が減ってかなり有効。
ただやっぱり重たいからコイツを使ってのドロウはやめようと堅く心に誓いました。

そんなこんなで大阪大正区にあるシューティングレンジHIDEOUTさん。雨が多いこの季節も完全室内のレンジなので安心して予定が組めますよ。駐車場はお店近くのコインパーキングを利用してくださいね。
サ・ラ・ミ、(さらに、)
HIDEOUTさんでは7月18日までお得に遊べるキャンペーンを実施中。詳細はtwitter HP YouTubeでチェックよろしくです。
久々に鉄板を撃ったけどやっぱ気持ちいいですね。粘着シートとは違うワ。
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21:17
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2022年06月14日
はみけ2

いきなりシールテープ登場。
このテープはエアー専用ですが、シールテープとはエアーや水など流体の配管ねじの継ぎ目に咬ませて漏れを防ぐための物で薄くて柔らかい膜みたいなテープです。
で、今回は漏れ防止で使うというより「グラつき防止」で使おうと…

このひと月あまり寝ても覚めても「はみけつ」のコトばかり考え(過去記事参照)何を見ても「けつ」に見えてしまいそうな毎日。
そんな私がずっと気になっているのがこの部分。
はみけつのバレルとパッキンの連結部分のネジが緩んだ状態でグラグラ動いてしまう点。
最終的にはチャンバーカバーで挟んで動かなくするので問題はないのですが…どうしても気になっちゃう。

で、気になっちゃうので実験。とりあえずシールテープをバレル側のネジ周りに2周巻いてパッキン部分をねじ込みます。

で、はみ出た部分はカット。シールテープはバレル側のネジ溝を埋めてくれています。
と・こ・ろ・て・ん、(ところで、)
コレはあくまで個人的な興味による実験なのでオススメできません。やってみたくなった奇特な方は自己責任でよろしくお願いしますね。

シールテープを2周巻いた程度ならまだ手でねじを締めたり緩めたりできるレベル。でもグラつきはなくなっているのでとりあえずコレで組んでいきます。

ちなみにシールテープの材質はPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)というフッ素樹脂。聞き馴染みのあるところで言うと「テフロン」と同じ物らしいです。
むちゃくちゃ安定した材質なので今回の使用に問題ないとは思いましたが念のためシリコンオイルを吹きかけて耐油性を確認してみました。
ボルトにシールテープを巻いてナットを通しオイルを吹きかけて数日放置。変色はしましたが溶けたり変形したりはしていません。ただオイルを吸った状態での耐久性などは要経過観察かな?

ちゅーことで2パターンの「はみけつ」をそれぞれ1号機と4号機に組み込んで集弾性能チェック。

結果は…
大して違いなし
でした。

続いて弾速チェック…
これも違いなし
ちゅー感じ。
シールテープを使って「気密性UPで弾速UP」的なカスタムをされている方をブログなどで時々お見かけしますがシュート後のガスルートの気密を上げても弾速にはさほど影響しませんね。
ということでしたが…
まだ気になるコトもあるし、またバラして各部チェックかな。「はみけつ」のことを考えすぎてケツがハミ出そうです。
ほな!
Posted by harumaki at
23:14
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2022年06月09日
はみけつについて

マルイさんに発注していたパーツが届きました。

ハイキャパ純正チャンバーカバーとスクリューを2セット。これで4号機製作を再始動。

改めて「はみけつ」について…
今までレースガンに興味もなくそもそも「はみけつ」って何?という人は単純にワガママボディからこぼれ出たケツを想像するコトでしょう…こういう感じのね。

しかしレースガンに興味を持つと「ノンホップバレル」というワードに行き当たり、おそらく市場に唯一流通しているであろうノンホップバレルがFIREFRYの「はみけつ」であることを知ります。
「なんだよ〜ケツじゃね〜のかよ〜」と残念がる人も中にはいるかもしれませんがお尻ではないし特に何もハミ出ていません。
写真の(良い意味で)テキトーな説明書にも書かれていますが弾にホップ回転を与えないことで10mまでの短い距離の命中精度を高くするというシューティングカスタムにはありがたいナイスなパーツ。
バレル部分とパッキン部分に別れている2つのパーツを連結させて組立。連結部分はネジになっています。で、注目してもらいたいのが説明書のこの殴り書きの部分。

連結部分のネジが固定されるまでしっかり締めてしまうとこのようにチャンバーカバーに納まりません。たしかに説明書どおり。

なのでパッキン部分のパーツを締めたり緩めたりして位置を調整。バレル部分は突起に溝を合わせた位置で固定。

で、位置調整をするとこのように……ん~ちょっとスキマが開いてますが、とりあえず納まりました。

で、前回メイプルリーフのチャンバーカバーで「はみけつ」を組んでみたものの命中精度がイマイチだったワケですが(過去記事参照)その原因がこの「少し緩ませてチャンバーカバーにセット」にありました。
メイプルのカバーで組んだ場合、はみけつのパッキン部分の固定があまくグラグラと動いてしまいます。
これが命中精度を悪くした原因でした。
この状態を解決するための対処法はいろいろ思い浮かぶのですが思い切ってメイプルのチャンバーカバーはヤメて原点回帰、というコトで純正のチャンバーを発注したワケです。

純正チャンバーで組んでパッキン部分をつま楊枝でつんつんしてみましたが大丈夫、グラグラしません。そもそも「はみけつ」が純正チャンバーカバーに対応した設計なんでしょうね。
困ったら純正、迷ったら純正、振り向けば純正です。

「安心、安定の純正」ですが片付けなければならない問題がひとつ…ライラクスのシャーシに純正チャンバーが入らない問題。
これは単純に私のスタンド能力「ザ·削」で対処。

ナイスイン!

ちなみに今回初めてマルイさんで純正チャンバーを発注したのですが穴にネジ山が切られてないんですね。
最初ネジが入らないのでワケがわからず「発注間違えたんかいな?」と思ったのですがよくよく観察すると「ネジ穴になってまへんがな!」という衝撃の事実。
で、しばらく途方に暮れ「あ、アンカーみたいにネジで切れってことね」ということに気づきました。
もし同じように新品の純正チャンバーを初めて取り扱う場合はネジ穴になってないので注意してくださいね。普通にネジを垂直に立てて押しつけながらねじ込んでいけばネジ穴ができていって固定できます。
あんまり締めすぎると山が潰れるのでそれも注意しましょう。

で、そんなこんなで組み上がった4号機、純正チャンバーでのテストランはこんな感じ。
7mでは少し右上にズレてますがグルーピングはそこそこ出ました。
なによりこの「はみけつ」弾ポロが起こらないのもイイです。
とりあえずもう少し詰めて行って、近々1号機にもはみけつを搭載しようと思います。
ほな!
Posted by harumaki at
20:27
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2022年06月04日
DAA Race Master Holster

4号機製作が頓挫しているので今回は別のお話。
少し前になりますがオークションで落札しました。
Double Alpha Academy "Race Master Holster"
STI 2011用、未使用品という状態でマズルサポートも付属。良い物を譲っていただきました。
サファリの014、015同様、しばらく使うこともないでしょう…「じゃあなんで買うの?」という疑問が当然浮かぶワケですが、ズバリ
触ってみたいから。
としかお答えできないオジサンの好奇心…おわかりいただけるでしょうか?

まぁなんやかんや言うたかて買うてもーたもんはしゃーないやんけーちゅーコトでペタペタ指紋をつけていきます。
銃を載っけてみるとこんな感じ。遊びやグラつきもなくジャストフィットです。マズルサポートの安定感も見た目のチャチさに反してそこそこしっかり。

ハンガーのベルトループはこんな感じ。AIPのベルト幅39mmで少しキツイかな?という感じ。
同じ高さにセッティングした場合DAA のパッドの位置がAIPの物より下目に来ます。この違いがドロウの感覚にわりと影響するなーと思いました。

でホールドの仕組みはオーソドックスな片持ち。ただホールド感はかなりタイト、これも好みが分かれるポイントかもしれませんね。
ドロウで抜けるポイントは狭い印象。「バドグリは許さないゾ♡」とでも言ってるかのようにポイントがズレると引っかかって抜けまへん。
AIPやサファリ015は引っかかりながらも抜けてしまうため危うくドロップしそうになることがありますがこのレースマスターは引っかかると「ロック解除し忘れた?」って思うくらい抜けません。なのでガンドロップなどのリスクは軽減するかもしれませんね。

調整幅はかなりワイド。
紫の矢印でハンガーシャフトの角度調整、黄色で高さ&シャフトでの左右角度調整、赤でボールジョイントでの角度調整が可能。
そしてナイスなのが緑色の矢印…

なんと伸びます!カラダからの距離が稼げるのはホリゾンタルマウントのユーザーにとってありがたいポイント。

難点はハンガーとボールジョイントの剛性。
材質がアルミなのでスクリューで固定した場所が写真のように削れてしまいます。また固定のトルクが甘いとグラグラ動いてさらに削れてしまうので注意が必要。
そもそもこういう物なので不良品というわけじゃないみたい…

その対策品としてL.E.M.supply co.さんから販売されてるのが
名人商会 ステンレスボールジョイントロッド
二言目には「ステンレス、ステンレス」とホザいていますがレースマスターユーザーにはありがたい一品。

固定用スクリューが付属しているのですが先端の形状が違っていてボール部分を傷つけないようになっています。

で、実際に組み込んでみるとかなりの剛性。
象が踏んでも…
大丈夫ではないと思いますが元々のアルミのジョイントより遥かに安心感があります。

取り外してみるとさすがに少し跡がつきましたがキズというより凹んだという感じ、ナイスです。

という感じでDAAレースマスターについてレビューしてみたワケですが…
そもそも実銃用のレースホルスターってそこらへんに売ってないし選択肢も限られて情報量も少ないですよねー。
しかも気軽に買える値段じゃないものも多く、思い切って買ってみたら自分に合ってない…なんてこともあるかもしれないですしね。
ご参考になれば幸いです。でわでわ、
Posted by harumaki at
20:36
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2022年05月26日
4号機性能チェック

紆余曲折ありながら再組み立てした4号機。動作確認は取れているので今回は性能チェック。

で、このたび導入した弾速計。
G FORCE 「BB POWER TESTER」
弾速計…持ってなかったんですよねー。基本的に今までやってきたカスタムで弾速があがるようなメニューはなかったのであまり必要を感じていなくてレンジに行った時に計測するくらいでした。
今回はノンホップバレルを投入してパワーオーバーする可能性も出てきたので入手した次第。

で、今回この弾速計を選んだのは
なんかイケてたから
という理由と、国内メーカーだからという理由。
「G FORCE」といえばラジコンのイメージが強いんですけどね。
ディスプレイも有機ELで見やすい表示。操作や設定もシンプルでわかりやすくなってます。

まず1号機、弾はマルイのバイオ0.20g、パワーソースはマルイのHFC134aで計測。
結果は8発平均 77.1m/s
メイプルリーフの長掛けホップの影響ですかね?随分と初速が抑えられてる感じ。

で、同じ条件で4号機、平均で86.9m/s。
やっぱり結構あがっちゃいますね。
単純にホップバレルだとパッキンとBB弾の間にスキマがあり、そこから逃げる圧の分だけ初速が抑えられるのですがノンホップバレルではパッキンとBB弾がほぼ完全に圧の逃げ道を塞いでしまうのでパワーロスなくシュートし、その分初速が上がります。
なのでノンホップバレルを投入した場合はパッキンが硬化してしまったりで知らないうちにパワーオーバーしちゃう可能性もあるな…と思い弾速計を導入したワケです。

ちなみに2号機と3号機も計測、どちらもホップバレルにノーマルパッキン。2号機はこんなもんかなと思う範疇でしたが意外だったのが3号機。
以前1号機に搭載していたCOWCOWのブリーチとノズルに換装したのですがエラく初速があがってました。
ボアアップされたエンジンなのでパワーがあがっちゃったんですね…しらんけど。

で、肝心のあきゅらしぃはというと…
あらららら?
ノンホップバレルで組んだ4号機、前回チャンバーからケツがハミ出たまま組んで撃った時のほうがまとまってたような気が…という結果。特に左右にバラけてる気がします。もしかしてどっか壊れたか?…ということはないと思うのですが一旦またバラしてチェックかな…原因はだいたい見当ついてるんですけどね。
やれやれ、長くなりそうだぜ…
Posted by harumaki at
21:21
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2022年05月24日
はみけつのハミケツ問題

組み上がった新しいおともだち「4号機くん」(右)。元気いっぱいの素直な子です。
ノンホップバレルを組み込んだ効果もあり命中精度も申し分なし…
が、しかし
どうしても気になるのが
「はみけつがハミケツしてる問題」
※前回記事参照
これについて検証すべくバレルまわりをバラしました。
で、断っておきますがFIREFLYのノンホップバレル「はみけつ」は純正バレルの各寸法を高精度でトレースした確かな商品ですのでそこんトコよろしく。

そもそもチャンバー。1号機のクローン機というコンセプトのため同じ「メイプルリーフ」のチャンバーを投入したのですが他のチャンバーと比較してみると…
なるほど…他のチャンバーもカバーの上部には多少スキマができちゃうみたい。
ただノンホップバレル「はみけつ」を組み込んだ場合、純正もガーダー製もこのスキマが広がることはないのですがメイプルの物だけスキマが広がりハミケツしてしまいます。

ちなみにバレルなしでのこのスキマ、シックネスゲージでアタリをつけてみると0.10~0.15mmくらいでした。

当初、はみけつバレルに咬ませるOリングが原因だと思っていたのでチャンバーのマズル側の内径を計測してみると…
やっぱり狭いぢゃん!
という結果に。しかしその後Oリングを取り外してチャンバーに組み込んでみると…
まだハミケツしとるがな…
何故(Why)?という疑問になるところ…ですが答えはもうこれ一択。

ですよねー、という感じ。
1号機にはこのチャンバーに同じメイプルリーフのインナーバレルを組み合わせたからか特に問題が発生しなかったのですが…そのためココを疑うことがありませんでした。
要するにインナーバレルをロックする出っ張りが純正サイズよりデカいのが原因だったみたい。

原因がわかれば話は早いワケで
削。
カスタムとは削ること也

そんなこんなでバレルと合わせてみるとこんな感じに
まだハミっとりまんがな!
と言われそうですが処理後はスキマが小さくなりブリーチ側のスキマはなくなっています、写真ではわかりづらいですけどね。なによりこれでネジ止めがしっかりできるようになったと思います…多分ね、多分。
このメイプルリーフのチャンバー、先にも書きましたがインナーバレルを挟み込む部分の内径が純正よりも狭めに設計されているせいかバレルの保持力がとても高いように思います。
純正などは衝撃を逃がす目的で緩めに設計しているのかもしれないのでどちらが良いのか正直わからないところですが命中精度をあげるという目的であればメイプルリーフのチャンバーはアリかと。
まぁカスタムってすんなり行かないことだらけですよね。これで対処できたかどうか…しばらく撃ってみて判断しまーす。
Posted by harumaki at
22:13
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